台風が読めない動きで地域によっては被害などが出ている模様です。早く過ぎ去り、誰もが無事であるよう祈ります。こうした台風や低気圧が近くなると体調が悪くなる方も少なくありません。頭痛、吐き気、食欲不信、不安感、古傷の疼き、などなど。まだ雨雲は少し遠くにあるのに数日前(3日前が一番多いそうです)から感じ取り、天気予報より正確に雨予報をなさる方もあります。中医漢方医学ではそういった人体に悪い影響を与える因子を「外邪」と呼びます。外邪は六の種類に分けて考えるのですが、この場合は「湿邪」と「風邪」のミックスかな、と思われます。(体調、体質には個人差があります)こういった症状は程度に強弱はあれども、本人にしかわからない辛いもので、時に仕事や日常に支障が出る場合もあるほどです。対処としては、先ほどの湿邪などを追い出すような治療をとることも大事ですが、自律神経に関与するとも考えられているので、そこにスポットを当て、意外に知られていない耳の温灸をおすすめします。先日ドラッグストアで耳の穴に入れる、レンジで温める形の温灸グッズを見かけてびっくりしました。よく見たら色々な耳温活グッズがあるのですね〜。お灸の治療としても、耳にあてる温灸は使うので、目の付け所がいいな!と上から目線で感心したのですが、そのような商品でもいいですし、ミニタオルなどを火傷しない程度の熱めのお湯で浸したものをしっかり絞り耳全体を覆い温めてみる、という方法でもいいと思います。個人的には商品もいいのですが、電磁波などが発生していないものの方がいいと思います。。。耳を温めてみることで、まずは雑音から離れ、ホッと心が安らいでいくことを感じてください。特に寝る前、温めることで自律神経を副交感神経へと誘い、リラックスしてゆっくり睡眠できる環境を作ってあげることが大事。時に困ってしまうことが起こっても、また自分らしさに戻れるように。(画像は棒灸を使った耳への温灸です)